医療の現場で働いている人たちは、それぞれ専門の資格を持っている各分野のプロフェッショナルですね
そんな私も「診療放射線技師」の資格を保有しており、田舎の病院に勤務しています
この記事では放射線技師の仕事内容や給料の話をしていきます
放射線技師の年収や仕事内容が気になる方の参考になれば幸いです
- 放射線技師の仕事内容
- 放射線技師の平均年収
- 放射線技師としてのリアルな年収
放射線技師について
放射線技師の正式名称は「診療放射線技師」
実際には「放射線技師」や「レントゲン技師」「エックス線技師」なんて呼ぶ人もいます
簡単に説明すると診療放射線技師は「病院でレントゲンを撮ってくれる人」ですね
健康診断の胸部レントゲンや腰が痛いときの腰のレントゲン、骨折の診断に使うレントゲンなどなど放射線で写真を撮ってくれる人はほとんどが診療放射線技師となります
法律では人体に放射線を当てることが出来るのは「医師」「歯科医師」「診療放射線技師」の資格を持つ者達だけなんです
放射線技師の仕事内容
診療放射線技師の仕事は病院などの医療機関だけとは限りません
病院以外でも原子力発電所や医療機器メーカーなどでも活躍することができます
それでも一番求人が多いのは医療機関ですし、地元で働きたいと考えるならばやはり医療機関で働くことになります
医療機関で働く場合は何もレントゲンを撮るだけではありません
- 一般レントゲン
- バリウム検査などの透視検査
- CT
- MRI
- マンモグラフィー
- 核医学検査
- 放射線治療
それぞれの医療機関によって業務内容は多少ことなりますが、上記の様に様々な箇所で活躍しています
また、病院は365日24時間体制で稼働しているので診療放射線技師も当番制でその対応にあたったりもします
放射線技師の年収
診療放射線技師技師の年収は「政府統計の総合窓口e-stat」によると約502万円です(2019年)
その内訳は月収約346,000円と賞与約865,000円になります
ただしこのデータは平均年齢39歳になりますので、若ければ平均よりも低くなります
また、男女差もあり男性の場合は年収約520万円(41歳)、女性は約460万円(34歳)です
男性の方が勤続年数が長かったり、夜勤などの時間外労働が多いのが原因です
放射線技師になるためには
診療放射線技師として働く為には放射線技師の国家資格を取得する必要があります
そのためには放射線技師の養成校を卒業するのですが、それぞれ大学・短期大学・専門学校などの放射線を学ぶための専攻に入学しなければなりません
そのため、高校生の段階で診療放射線技師を目指すことになります
放射線技師になってみて
それではここから、私の実際の年収や病院の規模などをお話していきたいと思います
約10年間働いてきたリアルな年収になりますが、給料は地域差がかなりありますので、あくまで参考程度にお願いします
勤務している病院の規模
都会と言うより田舎の総合病院(内科や外科、整形外科などあり)
24時間体制で救急を受け付けており、急性期の病気も扱う
病床数は200弱で職員の人数は600人程度
「あそこの地域の病院って言ったらあそこだよね」程度の認知度
勤務時間と勤務体制
勤務時間は平日8:30〜17:30 土曜日8:30〜12:30
日曜日祝日はお休み
夜間や休日は順番にオンコール当番
*オンコールとは救急車が来た時などに病院から電話がかかってきて、出勤しなければならないシステム
*基本自由にしてていいが、電話がなった時は病院に行かなければなりません
オンコールの日は月に7日程度
年収
2020年の年収は520万円(賞与込)
残業時間は平均15時間程度
平日に1回のオンコールと月に1回土日オンコール体制
コロナの影響でオンコールの回数と残業時間が減ったため、昨年より年収減
まとめ
診療放射線技師とは主に医療機関で活躍する国家資格を持った写真家
平均年収は約502万円(39歳)(2019年)
大学病院や国立の病院に勤務すればもっと上を目指せる可能性あり
のんびり働きたい人は地方の小規模の病院やクリニックを目指すべし
私すがちゅうの年収は510万円(33歳)(2020年)